新技術の提案
地上型3Dレーザースキャナ
新時代の計測システム

当社では、新時代の計測システムとして注目されている『地上型レーザースキャナ』を導入しました。 地上型レーザースキャナは、ノンプリズムタイプの計測器で、対象物に触れる事なく、レーザーによって地形や構造物を3次元の点群データで取得できる計測器です。これまでの「点」での計測とは異なり、高精度で高密度な点群データの取得によって「面」的な3次元計測を可能にします。

3Dレーザースキャナとは
3Dレーザースキャナは、『地形・地物・構造物』等の表面形状を被接触で三次元座標化する計測器です。 計測は、最大300m(反射率90%)範囲で水平360°鉛直270°のフルドーム計測が可能で、1秒間に最大約50000点の高速計測でデータを取得します。計測制度は、トータルステーションのノンプリズム計測と同等の精度です。(距離精度:50mで±4mm) また、写真画像を同時に計測する事で、写真のような点群表示が可能となります。
従来の測量との違いは…

従来の測量は、必要な箇所を一点一点計測していましたが、3Dレーザースキャナでは。地形の形状を点群で面的に計測することができます。 取得した点群データは、パソコン画面上でいろいろな角度・方向から確認することができ、平面図・縦断図・横断図等、各種図面の作成に必要な箇所のデータを自由に抽出することができます。また、計測範囲内であれば、再度現地に行く事なく任意の位置で欲しいデータが得られる事は、大きなメリットです。また、現地計測時間も従来の測量より短縮されます。
※留意事項:雨天時、水中、草木が密集して地肌が見えない箇所等は、計測できません。

作業手順
幅広い用途への活用
1)主な用途
○立ち入る事が危険な場所(崖・崩壊等)
○手が届かない高い場所(鉄塔・高圧線・橋梁等)
○複雑な形状物
○土量のボリューム計測
○交通量が多く危険な場所(道路交差点・鉄道軌道内)
○土木構造物、斜面・法面における変異計測(沈下・移動等)
○出来高形状の計測
○施設の3Dモデル形状
○手を触れる事が難しい遺跡、重要文化財等の測量
○対象物の現地形状をデータで保存
2)具体的な活用方法(案)
【災害時の現場計測】
災害等が発生した現場においては、人が立ち入る事が難しく、多くの危険を伴います。3Dレーザースキャナは、従来の測量方法より安全に作業ができ、広範囲で複雑な地形でも現場作業を短縮することができます。また、現場形状を面的なデータで取得するため、室内で任意箇所の断面形状ができ、対策検討に活用できます。さらに、構造物・斜面・法面の変異計測も可能です。

【複雑な土木構造物の形状計測】

複雑化する都市構造に合わせて新たな構造物を設計するためには、その形状を立体的に表す3次元設計が有効です。3Dレーザースキャナは、大型構造物や高い場所の複雑な形状をしたものも、高精度の3次元データを取得でき、現地の形状がリアルに再現できます。現地へ何度も足を運ぶ必要もなく、任意の箇所での平面・縦横断情報が得られます。また、大型構造物・施設の現状を計測し、管理用データとして活用できます。

その他の活用
■交通量が多い車道や交差点の計測にも最適!

交通規制が不要で歩行者にも支障のない箇所での計測、作業者も安全に作業が可能。

■軌道内に立ち入らず、鉄道の安全運行を妨げない計測にも最適!

建築限界計測・架線計測も可能!

※より詳しい内容については、お電話またはメールフォームにてお問合せください。
※技術仕様については、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。
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